金髪の君*完結


美穂は寝てしまったので、体の向きを前に戻した。
隣の席の椅子を拝借して、アッキーに座るように促す。
椅子に座ったアッキーを確認し


「アッキーのお父さんはどこの会社の社長さんなの?」


今まで気になってたことを聞く。


「うちはそんなに大きい会社じゃないんだ。
飲食店と居酒屋経営してるの。」

「そうなんだ。」


「うん。だから…」


いきなり黙り込んだアッキー。
その顔は悲しそう。


「アッキー…?」


「だから、一成(イッセイ)くんと結婚するの。」


「アッキーは一成くんが好きなんでしょ?」


「うん。
だけど、政略結婚だからさ…」


そう言い、頭を伏せた。




< 352 / 858 >

この作品をシェア

pagetop