金髪の君*完結
美穂は寝てしまったので、体の向きを前に戻した。
隣の席の椅子を拝借して、アッキーに座るように促す。
椅子に座ったアッキーを確認し
「アッキーのお父さんはどこの会社の社長さんなの?」
今まで気になってたことを聞く。
「うちはそんなに大きい会社じゃないんだ。
飲食店と居酒屋経営してるの。」
「そうなんだ。」
「うん。だから…」
いきなり黙り込んだアッキー。
その顔は悲しそう。
「アッキー…?」
「だから、一成(イッセイ)くんと結婚するの。」
「アッキーは一成くんが好きなんでしょ?」
「うん。
だけど、政略結婚だからさ…」
そう言い、頭を伏せた。