金髪の君*完結

祭り



「--ちょっ、未来、ぐぇっ…」


未来の家へ久しぶりに来た私を待っていたのは


「動かないで!!あー中心ずれた!」


浴衣を片手に笑顔の未来だった。
未来のご両親に最近会っていなかった私はお話しようと早めに来たのだが、未来に捕まり風呂場へ連行された。


真夏の熱さで体は汗でべたべたしていて温いお湯を浴びると汗が流れた。

汗を流し、さっぱりした私に未来は浴衣を着せていった。


「はい、出来上がり!
じゃぁ次はこっちねぇー!」


背中をポンッと叩き、私の手を取り歩きだした未来に浴衣で歩きにくい私は引っ張られながらついていく。


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