金髪の君*完結


(俺がいる)


私達を見て悲鳴を上げる男女の声も気にならないくらい、心の言葉は私に安心を与えた。


3年S組の前に並ぶ長蛇の列は、私達が通れるように左右に別れ道を開けた。

並んでいるお客様達に胸の中で感謝し、心に腰を抱かれたまま教室に入った。



案の定、教室は静まり返り私達に視線を向ける。

静まり返った教室に響く足音…


それはどんどん音が大きくなり、嫌な予感がした私は足に力を入れた。



ドンッと音がすると同時に体に衝撃が伝わる。
後ろにひっくり返りそうな所を、隣にいた心が腰にある腕に力を入れ支えてくれた。



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