恋の方程式

久々なのに・・・


~翌日午後18時56分~

「いや~昨日は大変だったなぁ~」

と、清川先生はケタケタ笑い声をあげていた。

「先生があんなこと言うからでしょう!?」
「いや~ついつい・・・・あはははは!」
「笑い事じゃありませんよ!」

昨日のあの後、清川先生は何も言わなかったものの、
最終的には美香リンと狭来に全部言わされたのだ。

「あ、ちなみにあのヒト今日から来るから。」
「えーーーーーーー!!!」

もう最悪。

「一週間休みじゃなかったんですか!?」
「いや、医者からもう仕事していいといわれたらしい。」
「いつそんなこと聞いたんですか?」
「昨日授業始まる前。」
「昨日のうちに言っといて下さいよぉ!」
「だって昨日のうちに言ったらお前、絶対今日来ないだろ?」
「うっ・・・」

図星だった。
清川先生と出会ったのは4月。
ほんの数ヶ月しかたってないのになんで私の性格をこんなにまで知っているのだろうか。
少し怖い。

「まぁ、野木先生は大人だ。そんなに気にするな。」
「そう言われましても・・・」
「ファイト萩原!」
「はいはい・・・」

仕方がない。
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