―百合色―
俺と百合が頼んだイチゴパフェが来た。


俺はスプーンを取りだし、一番上に乗っていた大きな苺を一口で食べた。


『うまっ』


これが一番最初に出た感想。


俺がイチゴパフェに集中している時、百合と修が仲良く話していた。


あまりはっきりとは覚えていない。


聞きたくなかった。


修は百合の事─…本気だから。



百合は初めて会う修に、
笑顔を向けていた。


仲良く話す二人を見ていると、逃げ出したくなる気分になった。



俺は一人浮いた存在だ─…


百合…修になんか笑顔向けんなよ。
俺にもその笑顔見せてよ。


イチゴパフェの苺とアイスがどんどんと減っていく。

そろそろ終わりだ。


俺の中のゲームは─…



俺の負けだ──…
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