―百合色―
─翌日。

今日からまた学校が始まる。

一番初めの月曜日が、
週の中で一番嫌いだ。


いつもと変わりないバスに揺られ、学校へと行く。


『光輝、おはよ』

廊下でたまたまタクミに会った。


タクミの周りには、
女子がたくさんいた。


一気に俺に視線が集まる。

『おう…』


俺は少々テンション低めに挨拶をし、教室へと入っていった。


何でタクミは彼女作んねぇのかなと、毎日疑問に思う。


『光輝君、おはよ。
百合風邪なんだって?
今日学校来れるかな?』


ゆかがすごく心配した顔をして、俺に話しかけてきた。


『あ─多分来るよ。
昨日来るって言ってたから』


昨日の夜、百合がメールで《学校に来る》と言っていた。


だから、百合は必ず来るだろう。


来てくれないと困る。


だって、百合がいないと、誰を見つめればいいんだよ──…
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