―百合色―
─キーンコーンカーンコーン


この音と共に、教室に担任が入ってきた。


『席に着け─』


みんな一斉に席に着く。

隣には百合がいない。

俺は不安になる。


『えっと、欠席は、鈴木だけだな。
風邪には気をつけろよ!
以上』


今日、百合は欠席?

昨日学校に来るって言ってたのに。


俺は確認するために、
百合にメールを送った。


《今日学校来ないの?》


そのメールの返事はすぐに来た。


机に置いた携帯がうるさく震えた。


宛先はもちろん百合。


《ごめんね…まだ風邪治ってないみたい…》


このメールを見て、
俺は机に体を伏せた。


『あ~…もう』


今日一日どうすればいいんだよ。

百合がいないとつまんないじゃねぇか。


《そっか…分かった。
早く元気になれよな》


励ましのメールを送り、
俺は今日一日どう過ごすか考えた。
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