―百合色―
そろそろよい子は、
おやすみの時間。


『百合、寝よ?ほらおいでよ』


ポンポンっとベットを叩き、百合を隣へと招く。



『うん、おじゃまします』

百合は素直に、俺の横へと来た。


俺は上手に毛布を百合に被せ、電気を消した。


妙に緊張してしまう。


真っ暗な部屋で、
ひとつのベットで、

男性と女性がとなり同士で寝ている。


妙な光景だろ?


俺は百合の方を向いた。


『なぁ、百合…お前ってさ、大胆だよな』


『えっなっなにが?』


『何か今日思った』


『意味分からないよ~…
光輝…おやすみ…』


百合は俺をギュッと抱き寄せた。


『百合、上向いて?』


『え?』


やっぱり百合は素直だ。


俺の騙しにも上手く騙される。


ご褒美に、俺からの愛情が入ったキスをあげるよ─…
< 274 / 353 >

この作品をシェア

pagetop