―百合色―
矛盾だらけだ。


俺は矛盾でいっぱいだ。


『はぁ…』


俺は、バスに乗り込み、
移り変わる世界を楽しんでいた。


そろそろ、俺と百合の恋は、終りを告げるだろう─…

そう思いながら─…

俺は運ばれて行った。


──…


家へと戻ると、俺は机の上に置いてあった体温計のスイッチを押し、今の体温を調べた。


しばらくして、体温計の音が鳴った。


『37度…8…』


熱がまた上がってしまった。


どうりで体が熱いわけだ。

俺は制服を着替え、
スエットになり、ベットに横たわった。



何をしても、どこにいても考えてしまう。


稲葉先輩と百合の事を。


あの二人が並んで話している所を見た俺は、


少しだけお似合いだと思ってしまった。



俺じゃ無理なのかもな、


百合を守るのは。


もっといい人が見付かるかもな。


俺と百合の恋に、

残された時間は少ない─…
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