―百合色―
俺は瞳を閉じ、熱い体を休ませた。


この時見た夢が、
俺を更に不安にさせた。

──………



『光輝君、俺は百合ちゃんが好きだよ?光輝君には、百合ちゃんを幸せに出来ないみたいだね。
俺は百合ちゃんを幸せに出来るよ。君よりはね…』



『は?何…言ってんだよ…』


『百合ちゃんを俺にくれないか?
君には任せられないよ』



『百合は俺のもんだ!
お前になんか渡さねぇ!』

俺は必死に反抗をするが、先輩の言葉が胸に突き刺っていて、身動きがとれないでいた。


『俺の勝ちだね…』


先輩は、俺からゆっくり離れていく。


俺は手を必死に伸ばし、
先輩を引き止めるが、
動けない…


助けて…


助けて…


百合…君は俺のだ…


誰にも渡さない…


誰にも…──
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