―百合色―
『う~ん…いいよ?
でも彼女に怒られたって知らないからね?』



『はいはい!』


やったね。
修に報告しなきゃ。


彼女に怒られる理由ないし…大丈夫でしょ?



俺は早速修に返事を返した。


《百合の連絡先ゲット~》

この返事が来たのは、
すごく速かった。


修は百合の事ホントに好きなんだなって思うよ。



俺は百合の連絡先を修に教えた。


俺の任務完了。


でも俺は百合の連絡先を消さずに、登録をしておいた。


何かあった時に必要だから。

いや違う。
ホントはずっと聞きたかった。


でも、なかなか聞けなくて、やっと聞けた。


ホントは、百合の連絡先が俺の手元に来て、嬉しかったんだ。



またマナに秘密事してしまった。



俺は何がしたいのだろう。
分からない。
ホントに分からない。


誰か知っているなら…
素直に教えてよ。
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