Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





次の瞬間、取り乱したあたしが見たのは何とも言い難い表情をする壱夜と、“よし、今から病院にブチ込もう”と言いたげな日向の顔。


そして、再度襲来した重い沈黙。


…何やねん、何してんねんうち。


こんなアホみたいな、意味もないファイティングポーズやってる余裕なんて無かった。


心の中でモヤモヤと考えてみるも、この空気を取っ払うような言葉は到底ひらめきそうにない。


居心地の悪さにグッと唇を噛み締め俯いていると、突然腕を力強く引っ張られた。


いきなりすぎて『ぐえっ』だか『うえっ』だかよく分からない声を出したあたしに、


「色気ねぇ声」


そう言って、腕を引っ張った当の本人は笑う。




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