大好きだよ。
「先生は優しいね。
きっと先生みたな人には、彼女もいるんだろうねえ?」

私は先生に質問攻めをした。


「いやいや、いないいない。
俺さ、将来高校教師になりたいんだ。
科目は数学なんだけど。」

「えー。高校教師?なんでえ?」

「俺、高校の時に一番信頼してた先生が
交通事故でなくなったんだよ。
だから俺も信頼されるような先生に
なりたいって言うか…。」

先生は照れながら話してくれた。
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