社長のご指名
グズグズと泣き続ける紗衣を抱き締めてるとその気持ちが伝染してしまったのか、私の目も潤んでくる。





今日はもう食べないだろうなと思い、私もいまさらだけど泣き顔を朔夜に見られたくなくて、逃げるように寝室に向かった。





紗衣を寝かせ、私も隣に横たわる。





思い通りにいかずもどかしい体。




紗衣に怪我をさせた原因は私。





母親なのに、守る事が出来なかった。





情けなさすぎて、不甲斐なさすぎて自分に苛立って泣けてしまう。




気を付けてればよかった。





もっと早く気付いて、動ければ良かったのに………。





泣き疲れ寝息をたて始めた紗衣。




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