相想相愛
でも、盲学校の先生の到着が遅れてて
1時間休憩になった。

この1時間は、みんなからの
贈り物だった。

1人でベンチに座ってた。
周りは誰もいなくて
木の陰になっちゃうような場所。

「優衣ちゃん。」
「はい?」
「ちょっといい?」
「・・・え?」
「俺の声、聞こえる?」
「・・・・はい。」
「じゃあ、この想いも届くかな・・・?」

意味がわからなかった。
何かが違う。
空気とか雰囲気が・・・

「俺、まぢに優衣ちゃんが・・・
 好きなんだ。」
「ぇ!?」

うれし過ぎて涙が出た。
嘘でもいいけど、本気なら死んじゃいそうなくらい
嬉しいよ・・・
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