続・特等席はアナタの隣。
『黒崎!何やってんだよ!!練習出ねえの!?』

「……練習?」

『ああ!試合は来週だぞ!?』

「あー…。適当に自主練しとく。行かねぇ」

『何!?ちょっと待て…』

「わり。今忙しいから切るわ」

後藤はまだ何か言いたげだったが、長くなりそうなので切った。


「後藤君?いいの?」

「ああ。大した用事じゃない」

「練習とか自主練って、またサッカー始めることにしたの?」

「いや、1回だけ試合出てくれって頼まれたんだよ。しつこいし、これっきりって約束で了承した」

「ふーん…」


モカは少し考えているような表情をし、そして、再び俺を見上げた。


「ねぇ、和泉君。観に行ってもいい?」


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