続・特等席はアナタの隣。
「試合を?観に来んのか?」

「……ダメ?」

「いや!ダメじゃないけど、高校の時なんて一度も来なかったからてっきり興味ないのかと」

「うん、まぁ…。でも、一度くらい見てみたいなーって思って」


そう言ってモカは少し恥ずかしそうに微笑んだ。


思わず抱き締めてしまいそうになった……が、なんとか持ちこたえた。

その代わり、繋いでいる手にギュッと力を込めた。


「マジで、来てくれんの?」

「うん。……行ってもいい?」

「もちろん、大歓迎」


試合を了承したことを少し後悔していたが、思わぬ幸運が降ってきた。

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