続・特等席はアナタの隣。
試合会場に着きグラウンドに入ると、観客席から大きな歓声が上がった。


モカはどこにいるんだろうか…。

うちの大学の観客席に目を向けて探したが、人が多すぎるためどこにいるのか分からない。

知らない女たちから「キャー!!」と手を振られるだけだ。


「黒崎すげぇな…。こんなに応援来るなんて初めてだぞ…」

「へー…」

後藤が言うには、俺が試合に出るという噂が広がり、一目見ようと応援に駆けつけたらしい。


「練習の時も日に日に見学者増えるしさ!やっぱお前って有名人なんだな!すっげぇな!俺も超モテモテになりた〜い!!」


「……黙れ」


うるさい後藤を足蹴りした。


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