続・特等席はアナタの隣。
「和泉君…本当にごめんね…」

「相当嫌われたみたいだな、俺」


泣きそうな顔で俺よりうなだれているモカに笑い、「気にすんな」と頭を撫でた。



「本音を言ったらかなりムカつくけど、モカの兄貴なら我慢する。しょうがない」

これが他の男なら、間違いなくぶっ飛ばしているところだ。


「また作ってくるから…」

「ああ。今度は兄貴がいない時に作れ」


まだしょぼんと落ち込んでいるモカを引き寄せ、優しく抱き締めた。


< 63 / 387 >

この作品をシェア

pagetop