裏切り恋愛
「………」
「……」
「……あれ?」
目が覚めたらいた場所は、自分の家のベッド。
あたし……どうしたんだろう?
えーっと……
頭が痛い。
「そういえば、圭斗……」
あたし、襲われた!?
……ううん、圭斗は、何もしなかった。
そう。
圭斗は、実由を押し倒したけれど、何もしなかった。
ため息をついて、実由を起こし、家までおぶってくれた。
何も話さなかった。
実由は背中の上で眠っていた。
「……圭斗……」
本当は、あたしがいたら、海斗を忘れられなくて辛いんだよね。
あたしがいると、一生忘れられないから……。
あたしはもう圭斗の隣にいちゃいけないのかな……?
実由はズキズキする頭をフル回転させて、考え込んだ。
自分のせいで、圭斗がイライラしていたら……そう考えると、辛くて辛くて仕方がなかった。
ベッドから起き上がったけれど、何もする気になれず、またベッドに倒れた。