メロンソーダの恋~三回は好きの証~
教室に帰る途中、淳夜はアタシの頭を三回ポンポン叩いて言った。
「無理して笑うなよ」
アタシは無理して笑ってなんかないよ、ただアタシは明るいイメージを壊したくないでけ
教室に帰るとまだ先生は来てなかった。
「あっココ!もう心配したんだから」
「ひかる・・・ゴメンね」
「おっドッジ少女。ちゃんと淳夜に慰めてもらったか?」
「うっうるさい!もう心配してくれてんじゃないの?」
やっぱり、ここは落ち着く。みんなアタシを待っててくれた。
でも・・・後ろで聞こえるコショコショ話。
「えぇ帰って来たの?」
「うざいんだけど」
アタシは普段、悩みごとも何もないような明るく、バカ丸出しの女子。
だけど、一番気づつきやすい。怖い。
ひかるや淳夜や流に・・・。いつ裏切られるか分かんない。