メロンソーダの恋~三回は好きの証~
部屋にはいつものメンバーがそろっていた。
もちろん、雨恋君も。
「あっ淳夜やっと戻ってきた。写真撮ろう」
「お~なんか修学旅行って感じ」
「はい永谷~流~撮るぞ」
部屋にフラッシュが光る。流とひかるものすごい笑顔だった。
「ねぇ次、俺と本城撮って」
「はいはぁい。」
アタシは淳夜の隣でニッコリ笑って顔の横でピースを作った。
「おっ。淳夜、お前らお似合いだよ」
「うっせーなっ。アホ」
「はぁ?お前にアホとか言われたくない!バァカ」
流達は口は悪いけど、笑って喧嘩してる。
そんな時、また笑顔で止めに入るのが雨恋君。
「ほらっ。もう6時だし行くよ」
時計を見ると、6時10分前。
「そう言えば・・・瑠杜お前まだ撮って無くない?本城と」
なぜか淳夜はアタシを見てニヤッっと笑い『本城』を強調した。
「じっ、時間ないし。みんなもう行こうよ」
「後十分あるから大丈夫!ほら早く」
アタシは渋々、雨恋君の横に行き笑顔を作った。
隣には満面の笑みの雨恋君。
笑えないし心臓が持ちません!!洋服あたってますけど!てか、手触れたんですけど!