メロンソーダの恋~三回は好きの証~





クラスでの旅立ちの会が終わり、ひかると写真を撮った。





そしたらいきなり、ひかるが泣きだした。




それにつられて・・・アタシの目にも涙が溜まる。視界がぼやけてうまく笑う事が出来ない。





「じゃあねひかる。ここで会うのが最後だけど・・・春休み遊ぼっ」




「うん。じゃあね」



アタシはお母さんに少しだけ時間をもらい体育館へ向かった。





「淳夜っ!」



淳夜は体育館の前にある椅子に座ってた。・・・前にも一度見た事ある風景。




「なんか、前にあったよな?2年生くらいの時」




そう言いながら、冷たい缶を渡してきた。




「なにこれ・・・メロンソーダ!?」



「そんなに驚くか?メロンソーダだよ甘甘のやつ」



「なんでこんなの持ってんの?」



だって、今終わったばっかだよ?



「そこで買った。自販機出来ただろあそこ」



自販機にメロンソーダあった?


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