メロンソーダの恋~三回は好きの証~
あなたが気になります!
校庭にある古いベンチ。いつもは先客がいるんでけど・・・
よしっ。今日は誰もいないみたい。
座るごとに鳴るギシッって音。いい音じゃないけど、アタシは好き。
都会より田舎が大好きなんですよ、だからこの影ぐあいが落ち着く。
学校で一番の場所が、場所がこのベンチ。
「お前は・・・ホンットに」
後ろに立ってた淳夜、たまにスット現れるんだよねこの人。
「何か文句でも?淳夜君」
「うえぇ。キモいよ“クン”なんてキャラじゃない」
まぁ確かに、アタシは男子に君なんて付けるキャラじゃない。
特に一度同じクラスになった人は・・・。