メロンソーダの恋~三回は好きの証~




「あ~そうだ」


とか何とか言いながら隣に座った淳夜。また鳴った椅子の音。



「永谷と流、置いて行ったろ」



また、一番気にしてる事を・・・



「うん、置いて行った。たまにはいいかなと思って」



「まぁ俺も気利かせてこっちに来たんでけど」




淳夜も気を利かす事あったんだ(笑)



冷たい風に、淳夜の前髪が揺れた。



何か知らない間にカッコよくなった?



ううん。身長が少し伸びただけ




ただ、それだけだよね?




「あれ?雨恋君は」




「お前は瑠杜なの?」


変な笑い方しないでよっ、アタシが雨恋君のこと好きみたいじゃん・・・。




「違いますぅ。ただ気になっただけ」



キーンコーンカーンコーン・・・




「やっべ!次なんだっけ?」



「算数・・・違う。えっと、修学旅行の計画」



急いで教室に戻るアタシ達。




怒られそうな不安と、追いかけっこの用に教室に戻るのは楽しかった。









< 9 / 74 >

この作品をシェア

pagetop