メロンソーダの恋~三回は好きの証~
「あ~そうだ」
とか何とか言いながら隣に座った淳夜。また鳴った椅子の音。
「永谷と流、置いて行ったろ」
また、一番気にしてる事を・・・
「うん、置いて行った。たまにはいいかなと思って」
「まぁ俺も気利かせてこっちに来たんでけど」
淳夜も気を利かす事あったんだ(笑)
冷たい風に、淳夜の前髪が揺れた。
何か知らない間にカッコよくなった?
ううん。身長が少し伸びただけ
ただ、それだけだよね?
「あれ?雨恋君は」
「お前は瑠杜なの?」
変な笑い方しないでよっ、アタシが雨恋君のこと好きみたいじゃん・・・。
「違いますぅ。ただ気になっただけ」
キーンコーンカーンコーン・・・
「やっべ!次なんだっけ?」
「算数・・・違う。えっと、修学旅行の計画」
急いで教室に戻るアタシ達。
怒られそうな不安と、追いかけっこの用に教室に戻るのは楽しかった。