ロイヤルミルクティー


「ケガしていませんか?」

返事がなかったのでもう一度声をかけた。


「- - -で- す」


「えっ?」


「大丈夫です。どこもケガしていないです」


そう言いながら男性はムクっと立ち上がった。。



「ご迷惑をおかけしてすみません。眠くてウトウトしていたら気がつくと倒れてました」

そう言いながら男性は私にお辞儀をした



「あ、そうだったんで---」

私がまた話しかけようとすると


---次は〇×A駅〜

アナウンスがタイミング良く流れ、男性はスタスタと歩いて降りて行った。
< 6 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop