ロイヤルミルクティー
「ケガしていませんか?」
返事がなかったのでもう一度声をかけた。
「- - -で- す」
「えっ?」
「大丈夫です。どこもケガしていないです」
そう言いながら男性はムクっと立ち上がった。。
「ご迷惑をおかけしてすみません。眠くてウトウトしていたら気がつくと倒れてました」
そう言いながら男性は私にお辞儀をした
「あ、そうだったんで---」
私がまた話しかけようとすると
---次は〇×A駅〜
アナウンスがタイミング良く流れ、男性はスタスタと歩いて降りて行った。