ちぇんじ☆
 この方法に対する疑問と問題。

 一つ、私は処女である。
 一つ、カズちゃんはエッチできるの?
 一つ、お祖父ちゃんが立ち会っちゃたりするの?

 説明するのが恥ずかしいのは良く分かる。
 でも、やり方を説明してもらわない事には疑問と問題だけが残って……とても実行には移せない。
 でも、じっくり説明してもらおうにも……カズちゃんのいる前ではなあ。

――ここはカズちゃんにこの場から外れてもらうか。

 私がカズちゃんとエッチするかしないかは別としても……だ。
 ここは一度カズちゃんには席を外してもらって、それからお祖父ちゃんと一度話を煮詰めておきたいところだ。
 そうと決まれば――。

 カズちゃんの方を向き用件を伝えようとする。

「ね、カズちゃん」
「なぁに?」
「その……あのね」
「うん」

 私の顔なんだけど……純粋無垢な瞳でこちらを見つめ返してくるカズちゃん。

――うう……ダメ!

 こんな純粋な子に対して「今からお祖父ちゃんと下ネタ話すからアッチ行ってて」とは言えないよ!
 カズちゃんにかける言葉が見つからない、そんな私がようやく口にできた言葉は――。

「お腹空いたから、朝ご飯食べなおそうか」

――お祖父ちゃんと同じレベルでした。
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