愛の雫
程なくすると玄関のドアが開く音がして、凪兄がリビングに入って来た。
「希咲、電気点け過ぎ」
呆れたように言った彼は、あたしを見ながら苦笑している。
「だって、真っ暗だったんだもん……」
「当たり前だろ?」
フッと笑った凪兄は、あたしに火燵(コタツ)の電源を入れるように言った後、キッチンに立った。
約束通り、カラメルミルクを作ってくれるみたい。
火燵に入ったあたしは、キッチンに立っている凪兄の後ろ姿をぼんやりと見つめていた。
「希咲、電気点け過ぎ」
呆れたように言った彼は、あたしを見ながら苦笑している。
「だって、真っ暗だったんだもん……」
「当たり前だろ?」
フッと笑った凪兄は、あたしに火燵(コタツ)の電源を入れるように言った後、キッチンに立った。
約束通り、カラメルミルクを作ってくれるみたい。
火燵に入ったあたしは、キッチンに立っている凪兄の後ろ姿をぼんやりと見つめていた。