愛の雫
「疲れた……」


そう呟きながら椅子に座ったあたしは、力無くため息をついてテーブルに突っ伏した。


お腹は空いているけど、目の前にある賄い用のパスタに手を付ける気にもなれない。


出来る事なら、このまま眠ってしまいたいとすら思う。


「早く食べないと、あんまり時間ないよ……」


あたしを促した早苗が、フォークにパスタを絡めて口に運んだ。


「うん、そうだよね……」


ノロノロと体を起こしてウーロン茶を飲んでから、パスタに手を付けた。


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