愛の雫
昼食時になると更に忙しさが増して、スタッフ全員が対応に追われていた。


ドリンクやフードを何度も運んでいるのに、カウンターでは注文を促すコールが一向に鳴り止まない。


夕方までまだ何時間もあるのに、既に疲れ切っている腕が筋肉痛になってしまっていた。


それでも何とか頑張って仕事を熟していると、昼食時を過ぎた頃から少しずつ忙しさが軽減していった。


店長に休憩に入るように促されたあたしと早苗は、作って貰った賄(マカナ)いとドリンクを持って控室に向かった。


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