愛の雫
「でもあたし、皆には本当に甘えてばっかりだから……」


「何言ってるの……。困った時に助け合う為の“仲間”なんだし、甘えてくれた方があたし達だって嬉しいんだよ?」


諭すようにゆっくりと話した乃依さんは、一呼吸置いてから続けた。


「だから、希咲ちゃんは何も心配しないで、今はゆっくり休んで?」


疑問形で紡がれた言葉は優しくて、だけど頼もしさも感じた。


あたしに気を遣わせないようにしてくれる乃依さんに、とにかく感謝の気持ちでいっぱいになった。


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