愛の雫
何となく天井を仰いだ直後、大きなため息が漏れた。


さっきまでの緊張が一気に抜けていく気がしたけど、今度は何とも言えないような複雑な気持ちになっていく。


泰人達との事が無かったら、今頃きっと早苗との話し合いが出来ていたハズ…。


色んな事が一気に起こってパニックになっていたせいで、彼女との約束をすっかり忘れてしまっていたけど…


もうこれ以上、先延ばしにする訳にはいかない。


あたしは深呼吸をした後、覚悟を決めてゆっくりと発信ボタンを押した。


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