主従関係
「でも、ホントカッコ良かったたよ。こうやんの?」


見よう見真似で空手の型ををやってみた。



「さすが直人様。素晴らしいです。もう少し腰を落とすとなお、いいですよ。」

「こんくらい?」


「んー、もう少し。これくらいでいいです。」


花蓮は説明しながら俺の腰に手をかけた。



ニヤリ……。




「隙有り!!」


グッと花蓮の腰を抱き、押し倒した。



「ええっ!」


「俺の勝ち。」


フフン。と花蓮を見下ろす。


「そんなのズルイで…す///」


顔を真っ赤にしながら抵抗する花蓮の手首を押さえ付け動きを封じる。



ジッと花蓮の瞳を見つめ顔を近づけた。



「//やっ……ダメ!」



「ホントにダメ?」


「誰かに見られるかも知れないし……///」


「もう、皆帰ったよ。」


「で…でも……んっ……。」

更に顔を近づけ花蓮の唇に自分の唇を重ねた。



啄むような口づけを何度も何度重ねた。
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