主従関係
この時間は道場で稽古中かな?



隣の家とは言え、無駄に広い敷地のせいで真田道場まで時間がかかってしまった。



ったくよー。


俺と花蓮のラブラブな時間が短くなっちまった。



道場に入ると花蓮は門下生と空手の組み手をしていた。



相手は体格のいい男だったが花蓮は相手を翻弄していた。



さすが花蓮!!



道場の娘だけあるな〜。



長い髪を高い位置で結ってあり胴着姿の花蓮が何とも言えないほど眩しく感じ目を細めた。



花蓮は稽古が終わり、額に噴き出た汗をタオルで拭っていた。



「かーれんっ♪お疲れ様!」



「直人様いらっしゃってたんですか?」


「うん。練習見てた。花蓮カッコイイ。」


「えっ…。そんなことないです///」


花蓮は頬を染め照れた。
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