はつおもい


でも私、好きな人なんてできるのかな?


恋なんて、おとぎ話みたいで実感がない。
現実味がなくて、夢みたいな。
儚くて、手の届かないような。

男の人に特別な想いを抱くこと。

それはもう、
私にとっておとぎ話だった。


それに私は、男の子が苦手だった。
小学生の頃にケンカに巻き込まれてから
男の子は暴力をふるうイメージしかない。
それに、いじわるしてくるの。

小学校も中学校も
男の子と用事以外で話した記憶がないくらい。


恋っていうのは、
梨沙みたいな子の特別な持ち物で
ないところにはないような気がしてた。




(私は恋、しなくてもいいかなあ)



< 5 / 11 >

この作品をシェア

pagetop