俺様系意地悪科イケメンモデル×双子系姉科ツンデレモデル

「応用の方だからな。ちゃんと式まで正しく書けよ!」


いちいち偉そうだな…。


「どうした?分からないのか?」


熊沢の偉そうな態度に顔をしかめたのを問題が解けないと勘違いしたらしい熊沢。


ムカついた俺はチョークを持つと、一気に黒板に一気に数字を走らせる。


「…はい、これで良いっすか?」


横で目を見開いている熊沢に言う。

教科書に載っては居るけど、テストに出しても殆どの奴が解けないだろう難しい問題を出して来た熊沢。


俺を誰だと思ってんの?


「くっ…。正解だ。席戻れ。今度は寝るなよ!!」


それは約束出来ね~な。

だって授業つまんね~し。


悔しそうな熊沢に返事をしないで、自分の席に戻る。


「これ、ありがとう」

「あっ…いえ…///」

相変わらず蚊の鳴くような声で喋る隣の女に返す。


「ちょっと、その教科書あたしのと交換して!」

「むしろ買う!!」


俺が返した教科書に群がる女共。


うるせー…。

買ってどうすんだよ…。


「くぉら!!静かにしろ!!」


熊沢の一喝でとりあえず静かになった女共。

たまには役に立つな熊…。



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