狼執事とお嬢様♡
「は?何言ってんの穂乃歌」
婁唯は眉間に軽くしわを寄せた。
私には理解しがたい言動で。
「2ヵ月後の“明日”だろ?」
っ…
ダッサー、私。
ドンマイとしか言いようがないですね?
まー、当たり前のこと、、ナノに…
どんだけ常識がないんだ?私は…
ホント、誰か私の頭をたたきなおして欲しい…
「さすが俺等のお嬢様」
ツーンと言い放った海琉。
グサーッと来た―――!
まぁ、言われてもしょうがないよねー…
「そーいえば、今日バレンタインだよねー♪
かわいい弟にチョコは?穂乃歌♪」
『あ……忘れてた……』
いやー、うっかりうっかり♪
でも毎年誰にも作ってないしー…
料理なんてするなーッて…お母様が…
メイドサン達は応援してくれるんだけどねー…
母親の権力?的な物が響いてるんだろうね、きっと。
「…ざけんなよ?」
『へッ?』
頭の斜め上からかなー…?
殺気が…
『支葵…?』