好きだよ、好きだよ。
「ふーん。」
と言った玲央の目はトロンとしていて、
何分かすると、さっきまでうるさいほど聞こえていた声は聞こえなくなった。
案の定、ベッドには心地よい寝顔。
私は、
はぁー…
と思わず溜め息がでた。
私は玲央の事が好き。
なんで私、こんな人を好きなんだろう…。
普通に部屋に来るけれど、
私たちは、付き合ってるわけではないし、幼なじみでもない。
きっと玲央は私のこと、ただの女友達としてみてると思う。
だから普通に部屋にも入ってこれる。
もう、恋をして3年。
3年も経つのに、何もできない弱い自分がいる。