好きだよ、好きだよ。
この前の保健室で過ごしたことによって、授業の単位数が危ない。
休みたいが、退学は嫌だ。
「行くか…。」
私はゆっくりとベッドを降り、学校へ行く準備を始めた。
目を泣き腫らしてとんでもない顔だろう。
お母さんはそんな私の顔を見て、何も言わずそっと蒸しタオルを差し出してくれた。
タオルを目に当てると、少し腫れは引いたが、完全ではない。
でも、お母さんありがとう。
そして、家を出る時間となり、家を出た。