それでも君と、はじめての恋を
――バンッ!!
ベランダからモモの姿が見えて、脚に急ブレーキを掛けた勢いそのままに、思い切り1組の窓ガラスを叩いた。
息が切れる。体が熱い。
それでも、物凄く驚いた顔をするモモが、2週間ぶりにあたしと目を合わせてくれた。
それだけで、胸が破裂しそうなほど嬉しくて。
ズルッと、窓に叩きつけた手を下げて、一度視線を落とす。
ガラッと開けられた窓に視線を上げると、先程と変わらない驚いた表情のモモの姿。
急速に込み上げる恋しさに、涙が出そうになる。
「あの……さっ!」
相変わらず、1組の生徒の視線が痛い。なんだって昼休みに、こんなに大勢いるんだ。
「信じないかもしれないけど、モモと友達になりたいって言ったのは……顔狙いとかじゃないから! ていうかモモ、目付きも雰囲気も怖いのに……普通近付こうとか思わないから!」
あぁ、また失礼なこと言ってる。