それでも君と、はじめての恋を
「っあたしは、ただ……あの日、資料室で初めて逢った時、困った顔したモモを見て。噂と違うなって、他にどんな表情するのかなって……仲良くなりたいって思った」
モモが目を見開くのをやめて何とも言えない瞳であたしを見てくるから、自分から目を逸らした。
恥ずかしくて、でも言わなきゃいけなくて。
「もっと知りたいって、もっと近付きたいって……友達になれたって喜んでたのは、最初だけだよ」
ズッと鼻をすすって涙をこらえたけど、モモを見たら涙なんてあっさり流れてしまう。
見られたくなくて、俯いて手の甲で額を抑えながら涙と一緒にポツリと零れた想い。
「モモが、好きだよ」
好きで、好きで。
溢れる想いが苦しくて。
伝えられないのが悔しくて。
友達の距離がもどかしかった。
だから今度は、仲良くなりたいじゃなくて。