男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆



「別に、淨弥が嫌いなんじゃなくて、ただ…、宇津井が話したいことがあるって言うからっ……」


あたしは慌てて弁解する。



すると淨弥は急に顔をあげ、

「話したいこと?」

眉間にシワを寄せた。



「あ、うんっ「椎榎さんっ!淨弥君っ!いつまでお喋りしているのっ!
今は授業中ですよ!!先生が気付いてないと思ってるのっ!?」



…………。

先生の機嫌は最悪みたいだ。



「「すみません…」」


あたしと淨弥は口を揃えて頭を下げた。



……それっきり、
淨弥は机に顔を伏せて、あたしの方を一度も見なくなった。




…どうしたんだろ。

あたし、なんか変なこと言った?



淨弥…
どうしたんだろ……。





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