キスミー★チョコレート
「あやかっ!優一くんのこと…今年も懲らしめてやりなっ!」
皆の冷ややかな視線もなんのその。
コーラまみれの由紀が優一にガンを飛ばす。
我が親友ながら、全く迫力ないわぁ…
そんな由紀にはっきりと言う。
「い・や・だ」
そう、嫌なの。
由紀は一瞬固まって、あたしに向き直った。
「……あやか…」
予想外に、急にしゅんとしてしまった由紀。
ちょっ、そんな顔されると…何かすごい悪いことした気分になるんだけど。