ロシアンルーレット【コミカルアクション】
キャッシュコーナーで金を下ろし、また彼女が働く花屋へ戻った。
店の中へ入ると、赤いフレームのメガネをかけたヒョロリと背の高い30くらいの女が、いらっしゃいませ~、と笑顔で感じ良く近付いて来た。
その傍らには彼女が微笑んで立っていた。
俺は赤メガネに財布から1万円札を出して渡すと、
「好きな子に花束あげたいんだ。1万で、自分がもらって嬉しい花束作って…」
そこまで言うと赤メガネはキラキラして俺を見始めたので、慌てて
「って、彼女に伝えてくれる?」
と付け足した。
赤メガネは、なんだ、という顔をして一気にテンションダウンし、レジの後ろの棚からスケッチブックを取り出して来て、それにサラサラと鉛筆で何か書くと、彼女に見せた。
彼女は、それを読んでうんうん、と嬉しそうに頷いて、俺を見てまた微笑むとすぐに仕事に取り掛かった。
店の中へ入ると、赤いフレームのメガネをかけたヒョロリと背の高い30くらいの女が、いらっしゃいませ~、と笑顔で感じ良く近付いて来た。
その傍らには彼女が微笑んで立っていた。
俺は赤メガネに財布から1万円札を出して渡すと、
「好きな子に花束あげたいんだ。1万で、自分がもらって嬉しい花束作って…」
そこまで言うと赤メガネはキラキラして俺を見始めたので、慌てて
「って、彼女に伝えてくれる?」
と付け足した。
赤メガネは、なんだ、という顔をして一気にテンションダウンし、レジの後ろの棚からスケッチブックを取り出して来て、それにサラサラと鉛筆で何か書くと、彼女に見せた。
彼女は、それを読んでうんうん、と嬉しそうに頷いて、俺を見てまた微笑むとすぐに仕事に取り掛かった。