ロシアンルーレット【コミカルアクション】
 いつの間にか兄貴が俺の目の前にいて、そして…






 兄貴の背中が俺の胸の中へとゆっくり倒れて来た。






 俺は咄嗟に兄貴を受け止め、兄貴が右手に握っている銃を、その上から重ねるように握り、ノアを捕らえている男に向けて撃ち放った。


 その銃弾は男の右肩に命中し、その衝撃で男は銃を手放し、その身体は後方へグラリと傾いた。


 そして男は床に激しく尻を叩きつけ、ドスンという鈍い音が響き渡った。


 その隙をついて、そのおっとりした容姿に似合わず素早い動きで、中島がキーを回した。


 ああ…やっちゃったな、俺…


 そして兄貴…本当にゴメン。







< 430 / 463 >

この作品をシェア

pagetop