Dangereuses hospital
腹部に軽く手を添え、患部を庇いながら、それでも周囲への警戒は怠らない。

武器を何も持っていない分、この状況での犯人との遭遇は避けたい所だ。

犯人と鉢合わせせず、尚且つ朝霧の病室に辿り着き、彼女の安否を確認したい。

確か朝霧の入院している病室は305号室。

という事は、この3階に朝霧の病室がある筈だ。

早い内に彼女を発見しなければ。

各病室の部屋番号を確認しながら、足音を立てないように歩く。

と。

「……!」

一部屋だけ、不自然にドアの開いている病室があった。

部屋番号は『305』。

奇しくも朝霧が入院している筈の病室だった。

< 74 / 122 >

この作品をシェア

pagetop