Dangereuses hospital
「何の病気なんだろうなあ」

独り言のように言いながら、犯人は自分の迷彩服…そのズボンのベルトに手をかける。

「喘ぎ声の一つも出してくれねぇのはつまらねぇが…へへ…まぁ突っ込みゃそれなりには気持ちいいだろう」

カチャカチャとベルトのバックルが音を立てる。

奴のような下卑た男が、いい女を前にして考える事と言えば相場は決まっていた。

「長時間、誰もいねぇ病院内の見張りで退屈してんだ。このくらいの役得はねぇとな…」

汚らしいイチモツをぶら下げ、横になったままの朝霧に近づいていく犯人。

その後ろで。

「『誰もいない』なんてタカをくくってるから、簡単に背後を取られるんだ」

俺は言ってやった。



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