あなた
「どうして知ってるの?」
そう言うと、
「それはね・・・秘密だよ。」
彼は笑った。
「ずっと聞いてたんでしょ?」
きっとそうだろうと思って聞いてみた。
「だって・・・顔にかいてるし♪」
彼はあたしの頬に手をあてて、覆った。
「温かいだろ?こうやってると・・・
気持ちが落ち着くだろ??」
彼の言う通りだった。
だけど、こんなに優しくて、
かっこいいのに・・・
あたしと同じ?嘘でしょ?



「ねぇ・・・ねぇ・・・
あなたも同じって言ったよね?」
あたしはあまりにもかっこいいから
緊張して上手く喋れなかった。
「かわいい・・・。そうだよ。
俺の性格がいやって・・・
さいやくだな・・・。」
そう言って笑った。
苦しいはずなのに。
そしてあたしも苦笑い。




「いいよ。無理して笑わなくてもさっ。」
そう言った後に変な顔して笑わせてくれた。
かっこいい顔して。
だけどそれが嬉しかったの。



そうやって何時間話したのかな?
色んな話したよね。
「俺の名前は下川 和也ってゆうの。
よろしくな☆」
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