青春ビート




――――――………



家に帰ると自分の音しかしないことに虚しく感じた


洗面所まで行って茶色のカラーコンタクトを取り出してケースにしまった


「…………忌々しい」



片手で右目を覆う、

生まれたころからこの紫の目だった、


水色の混じった紫の瞳。


これは"私"を象徴しているようなものだから、イヤではあるが憎いとまでは思わなかった


むしろ憎いのは"私"自信だ




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