私の可愛い彼氏
一通り見終えた私達は外へ出た



時計を見た彼が



「茅依さん、昼だから何か食べませんか?」



と聞いてきたから私は



「そうだね。じゃあ、あのレストランで食べようよ」



と、言って指差した



そこは店内が海の中にいるような雰囲気で少しわくわくする



「茅依さんは海の生き物が好きなんですね」



「え?どうして?」



向かえ合わせで座る私に言ってきた彼に尋ねた



「だって、いつも以上にイキイキしてるからです」



「そうだった?」



私は少し慌てながら、でも、そんな素振りを見せずに言った





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